電動シャッターの防犯対策の重要性

電動シャッターは、不法侵入から建物を守り、大切なものや人の命を守るために重要な役割を担っています。
かといってすべての窓に電動シャッターを取り付けられるわけではありませんので、どういった窓に取り付けるべきなのかを知っておくことはとても大切です。
今回は、防犯の観点からみた電動シャッターのメリットや優先的に取り付けたい窓の位置などについてお話したいと思います。

防犯対策はなぜ必要なのか

住宅はいつどこで、どういった形で不法侵入されるか誰にもわかりません。
気を付けていても泥棒に入られてしまう可能性だってゼロではありません。
「まさか家が…」と泥棒に入られた方はみなさん口を揃えたようにそうおっしゃいます。
何かある前に、ご自身でできる対策はしっかり講じましょう！

防犯効果と犯罪抑止力

電動シャッターは防犯面において効果を発揮します。
シャッターが閉じていれば建物内への侵入が一般的な窓に比べ困難なので、窃盗や不法侵入を防ぐことができます。
また、電動シャッターが設置されていること自体が犯罪者にとって侵入の壁となりますから、「この家はやめておこう」と留まらせる効果もあります。

ストーカー対策にも有効？

以前、こんなご依頼がありました。
『ストーカー被害に遭っているのでシャッターを電動化してほしい』

ストーカー被害は昨今ニュースでも取り上げられて話題となっていますが、窓の外に突然、見知らぬ人が現れたら非常に怖いですよね。
もちろん、電動シャッターに変えたとしても抑止力として万能ではありませんが、窓を開けずにシャッターの開閉をしたい！というご要望にはうってつけのアイテムで、安心感も持てますよね。
シャッターの電動化は非常に有効ですが、併せてガラスに防犯フィルムを貼り付けたり、小窓にも面格子の取り付けもオススメしました。

電動シャッターの選び方や設置ポイント

防犯対策に一役買ってくれる電動シャッターですが、実際、どういったものを選べばいいのか、どこに設置するのがいいのかわからない方も多いのではないかと思います。
場合によっては、取り付けたい場所と設置が必要な場所が異なってしまうこともあるかもしれませんが、以下にまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。

防犯機能の優先順位

防犯面にも優れた機能を持つ電動シャッターを選ぶようにしましょう。
リモート操作やセンサー機能、防犯フィルムの有無など、防犯性能を向上させる機能があるかどうかもチェック項目のひとつです。

電動シャッターを設置する場所

電動シャッターを設置する場所は、建物の出入口や窓の位置を考える必要があります。
主に出入りするところや大切なものを保管してある場所に近い窓、侵入のリスクが高い場所にシャッターを設置することで、防犯効果を高めることができます。
また、建物の用途などによって、電動シャッターの設置ポイントが変わることもあります。
商業施設や倉庫など、人の出入りが多い場所では頻繁に開閉が必要なため、耐久性や動作に優れたシャッターを選ぶ必要がありますが、住宅などの場合、防音や断熱性能も考えてシャッターを選ぶようにするといいと思います。

電動シャッターのメンテナンスと定期点検の重要性

電動シャッターの定期的なメンテナンスや点検は、長く使うために必要不可欠であり、安全性を維持するためにも欠かせない要素のひとつです。

日々の動作で異変がないかを確認

手動シャッターでも同じですが、個人できるメンテナンスはさほど多くありません。
下手に触ることで怪我をしたり、動かなくなったりする恐れもあります。
シャッターの開閉が不安定なときや異音がする場合などは、なるべく早めに点検・修理を専門業者へご依頼することをオススメします。

こんな時は怪しいかも？？

・シャッターが降りるところやサッシの足元に茶色い錆がついてる。
これはシャッター内部にある巻取り軸が破損をしている可能性があります。軽度な破損であれば初期時はサッシに銀色の粉（鉄が削れた粉）がサッシ下枠に付着しはじめます。その過程で破損がひどくなるとシャッターの上げ下げも重くなり、削れたところが錆となって茶色の粉が落ちてきます。

シャフトの部分はシャッターの要となる部分ですので、下手に触らずに専門業者へご依頼をしてください。

電動シャッターは防犯に優れたアイテム

電動シャッターが防犯に役立つアイテムとして活用するためには、定期的なメンテナンス、異音や異常を見逃さないことが大切です。
また、すべての電動シャッターというわけではありませんが不法侵入を検知すると自動で閉じるものもあります。
電動シャッターなら何でもよいということはなく、色々な機能がありますので、何が必要なのかしっかり検討したうえでシャッターを取り付けていただければと思います。